【本のグラレコ】悲劇的なデザイン
本のグラレコが溜まってきたので、少しずつこちらでも公開していきます。
今回はここ最近で読んだ本の中で最も衝撃的だった本「悲劇的なデザイン」のグラレコを公開します。
感想
この本はシステムのデザイン・設計を行う人は読むべき本です。 デザインが原因で、以下のことが発生した事例を紹介しています。
- 人を殺す
- 怒りをあおる
- 悲しみを呼ぶ
- 疎外感を与える
「人を殺す」の章では実際にわかりづらいUIのせいで死亡事故が起きてしまった例が紹介されています。 殺人に繋がるようなシステムを作ることは今の業務ではない(はず)ですが、デザインによって人が死ぬ可能性があるということは肝に命じておきます。
「怒りをあおる」の章では、悪いUIあるあるが紹介されており、こちらは身近に感じられました。 確かに過去に作ったプログラムの中にも、人を怒らせるようなUIがあったかも知れない…。 世に出てしまったものはもう元には戻せないですが、今後の戒めとなります。
「悲しみを呼ぶ」の章では、facebookのとある機能が人を悲しませてしまった事例が、 「疎外感を与える」の章では、よくあるWebフォームの選択肢が一部の人に疎外感を与えてしまっている事例が紹介されています。
いつも何気なく作っていたり、使っていたりするシステムが、一部の人にとっては「悲劇的なデザイン」になってしまいます。
今まで作ってきたシステムは、「悲劇的なデザイン」になっていないませんか? 自信を持って答えられない方は、ぜひご一読を。